水に反応するから、やさしい。 エルビウムヤグレーザー治療
「水」に反応するレーザーで、歯と歯ぐきに配慮した治療を
レーザー治療というと、「焼く」「熱そう」といったイメージを持たれる方も少なくありません。
当院で導入した「エルビウムヤグレーザー」は、水分に反応する性質を活かしたレーザーです。必要以上に熱を加えにくく、歯や歯茎への影響に配慮した治療が可能になります。熱ダメージが少ないため、痛みが少なく治りも早いのが特徴です。
導入の背景 このレーザーの導入にあたっては、他のレーザーや複数のメーカーを含め、約半年かけて検討を行いました。「これから長く通ってくださる患者さんにとって、治療の幅が広がり、安定して使えること」を重視し、現在の治療水準に適したこの機種を選択しました。
1. 歯周病・メンテナンスへの活用
歯周病治療では、歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)内部の状態が重要になります。 エルビウムヤグレーザーは、歯周ポケットの中を強力に殺菌・洗浄する効果があります。これまで器具が届きにくくアプローチしづらかった部分にも、状態に応じて対応できる可能性があり、歯周病治療やメンテナンスの選択肢を広げます。
2. むし歯・小児歯科への活用
歯茎などの柔らかい組織だけでなく、歯のような硬い組織にも対応できる特性があります。 症例を選びつつですが、感染した柔らかい象牙質や乳歯など、「削る量や刺激に配慮したいケース」では、ドリル(回転器具)に頼らない治療の選択肢となる場合があります。不快な音や振動が少ないのもメリットです。
3. 歯ぐきの黒ずみ(メラニン色素)の除去
歯ぐきの黒ずみ(メラニン色素)は、体質や生活習慣などが影響することがあります。当院では、状態を確認したうえで、レーザーを用いた処置にも対応しています。 ※麻酔無し、短時間(10分程度)で完了するケースが多いです。
当院の治療方針
すべての治療にレーザーを使用するわけではありません。従来の方法の方が適している場合ももちろんあります。
当院では、「使う・使わない」を含めて、患者さんの状態に応じた最適な治療方法を選択しています。
治療の選択肢を増やし、患者さんが安心して通い続けられることを何より大切にしています。
知識と技術のアップデート
導入後も、研修・勉強会を通じて理解を深め、知識と技術のアップデートを大切にしています。 (※写真は日本レーザー歯学会 歯周治療分野講師 川名部先生による研修風景)